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定年退職後の生活 実例 公的年金 企業年金 個人年金の受け取り時期

      2016/11/25

定年退職後の生活は皆さん気になるところだと思います。

そこで昨年定年退職した方の実例を紹介します。

 

★夫61歳 会社員  妻56歳 専業主婦

夫は昨年 長年勤めた会社を定年退職しました。

現在 再雇用されて 定年前と同じ会社に勤めています。

65歳まで勤める予定です。

 

⊛退職金の半分は企業年金にしました。

残り半分は定期預金と個人年金に充てました。

 

★企業年金は60歳から20年を選択。

昨年の誕生月分から既に支給されています。

80歳になるまで有期年金と終身年金が支給されます。

80歳を超えると終身年金だけになります。

 

★個人年金は65歳から10年間受け取ることが出来ます。

 

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★夫は62歳から65歳になるまで報酬比例部分の年金が支給されます。

 

★夫が65歳になれば老齢厚生年金と老齢基礎年金が支給され満額になります。

夫の公的年金と企業年金、個人年金を合わせて65歳以降は普通の生活が出来ると予想しています。

 

★夫が70歳になれば妻が65歳になり妻の老齢基礎年金も支給されるようになります。

個人年金の受け取りが終わる 夫が75歳になるまでは少し余裕のある生活が出来るはずです。

 

★夫が75歳になると個人年金は無くなり公的年金と企業年金だけになります。

 

★夫が80歳になると企業年金の有期部分が無くなり終身年金だけになります。

80歳になるとそれほどお金を使うこともないので ちょうど良いと考えています。

 

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★現在は再雇用で大幅に給料が下がったことに加え 昨年の年収に掛かる税金や保険料が多く 手取り額は僅かです。

 

また大学生の子供の学費や仕送りも必要です。

貯金を崩しながら生活しています。

 

★今後 子供達の結婚費用や孫の費用、持ち家のリフォーム代、冠婚葬祭費、車や家電の買い替えなども必要です。

その他に固定資産税や車検代なども掛かります。

大口の出費は貯金を崩しながらいく予定です。

レジャー費にどれくらい充てられるかは 実際にその時にならなければ分かりません。

 

 

◎上記のご夫婦は まだ大学生のお子さんもいらっしゃるので 今は貯金を崩しながらの生活だそうですが ご夫婦の公的年金だけでも普段の生活が出来る額だそうです。

おまけに企業年金と個人年金があるので気持ちの余裕を持って生活できそうですね。

 

もし大口の出費で貯金が限りなくゼロに近づいたとしても普段通りの生活をしていれば年金から貯金が出来るので安心ではないでしょうか。

 

年金だけでは足りなくて毎月貯金を下ろしながらの生活を強いられる方もいます。

そういう方は早めに個人年金などに入って老後の心配材料を減らしてください。

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