やさしい年金と保険の話

年金や保険の疑問を分かりやすく説明します

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年金生活 年金&不動産収入あっても 月に10万円の生活とは?

   

今日紹介する方は年金と不動産収入で暮らしている65歳の女性です。

久米靖子さん(仮名)は現在独り暮らしで人口3万人の地方都市にお住まいです。

特急列車の止まる駅もあります。

 

彼女は亡くなった ご主人の遺族年金と ご自身の国民年金、そして駐車場経営をされているのでその収入で暮らしています。

生活に随分余裕がありそうですが実際は それ程でもないそうです。

靖子さんに生活費の内訳を教えていただきました。

 

 

遺族年金・国民年金・不動産収入で暮らす65歳の生活費は?

 

❈靖子さんの1か月の生活費

食費   4万円

日用品費 1万円

水道・光熱費 8,000円

通信費   5,000円

交通費   3,000円

車の費用  5,000円

 

医療費   2,500円

小遣い   1万円

交際費   5,000円

娯楽費   3,000円

雑費    3,000円

 

❈1か月の生活費 合計約10万円

 

 

年間の特別支出

 

特別支出  10万円(税金・保険を除く)

税金    50万円

保険    30万円

 

孫の費用  6万円

(6人の孫の誕生日のお祝い1万円ずつ)

 

※田舎ですが駅前にたくさん土地があり固定資産税が高いそうです。

そして亡くなった ご主人のお母様の国民保険料も靖子さんが支払っているので自分の分と合わせて保険料が30万円。

貸駐車場の収入が年間80万円ありますが、そのままそっくり税金と保険料に充てられます。

 

 

日々の暮らし

 

靖子さんは遺族年金と国民年金合わせて年間170万円で月々の生活をされています。

靖子さんに節約術を伺いました。

 

お友達と月に3回くらいご飯に行きたいので、普段は自炊をして食費を出来るだけ抑える

家庭菜園をして野菜はできるだけ買わずに済むようにしている

買い物も車を使わず歩いてガソリン代を節約する

 

❈年金に対して思う事は?

「ずっともらえるのか心配。」

 

❈現在の暮らしで悩みは?

「健康維持について。」

 

❈現在の暮らしの楽しみは?

「孫に会うこと。」

 

 

ここから管理人

 

専業主婦を続けて来られた靖子さん。

現在は遺族年金と ご自身の国民年金も支給されるようになりました。

(靖子さんが65歳になるまでは『中高齢寡婦加算』されていた)

年間170万円の年金収入で遣り繰りされています。

 

折角の不動産収入も税金や保険に充てられるので大変です。

でも不動産収入が無ければ2人分の保険料30万円も年金収入の中から捻出しないといけないので、たくさん土地があって良かったですね。

 

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