定年退職後の生活 実例 思いがけない出費が悩ましい
2016/11/25
定年退職後の年金生活に向けて 計画通りにいかない事もあります。
ある夫婦の場合
63歳の夫は定年退職して現在は同じ会社に再雇用されています。
65歳まで働いて公的年金が満額支給されるようになれば完全に退職の予定です。
ここまでは予定通りなのですが先日 夫から意外な話があり妻は驚きました。
夫の願望とか提案ではなくて決定事項です。
夫は退職後 別の土地で暫く老後を暮らしたいとのこと。
今まで夫の実家で夫の両親の介護をしながら(もちろん介護は妻が担当)子供達と暮らしていました。
その両親も亡くなり 末の子供も独立するので 気に入った街で暮らしたいそうです。
今暮らしている家は親の土地に約20年前に建てたものでローンもありません。
夫の退職後は公的年金・企業年金・個人年金・貯金・退職金があるので少し余裕のある生活ができると妻は考えていました。
ところが今ある家を処分することなく新しく戸建てかマンションを借りるということです。
最終的には自分の生まれ育った田舎町に帰る予定だけれど暫く10年ほど便利な街で暮らしたいとのこと。
妻も便利な街で暮らす事に関しては賛成ですが家が2軒もあると今の家の維持費以外に家賃が掛かるので悩ましいと思っています。
☆ネットでは退職金があっという間に無くなった話を見ます。
*高級車に買い替えた
*結婚した子供達のマンション取得費用の一部に充てた
*世界一周旅行で予想以上に費用が掛かってしまった
*娘が離婚して戻って来たので娘や孫の生活費に充てた
以上 理由は様々ですが この夫婦のように持ち家があるのに家賃を払わなくてはいけない事もあるんですね。
妻にとっては正に想定外。
しかも年を取ってから田舎に帰ることに妻は不安を持っています。
車がないと生活できないような田舎で 郵便局もコンビニも徒歩圏内にありません。
病院へ行くのも1日に数本しか来ないバスに乗っていかなくてはいけません。
身体が動ける今の内なら良いけれど身体が思うように動かなくなってからの田舎暮らしは大変です。
徐々に田舎の不便さに慣れるのではなくて年を取ってから不便な生活をするのは嫌です。
現在 近所のお年寄りがその不便な中で生活しているのを良く知っているからです。
私も年を取ったら便利な街で暮らしたいと思います。