老後と年金から考える 年の差婚のデメリット
最近 年の差婚が増えていますね。
もちろん愛情が一番の理由で結婚するなら良いんですけど そうでない方もいます。
★(例)28歳女性の場合
同世代の年収300万円の男性と比べ20歳年上の年収900万円の男性に経済的な魅力を感じ結婚しました。
夫は48歳の会社員。
妻は毎日の生活に追われない余裕のある暮らしが出来ると思っています。
マイホームに年数回の海外旅行。
ところが世の中それほど甘くありません。
年収900万円でも税金や保険料など天引きされると手取りは700万円台になります。
そして ある程度の収入があると気が緩んで無駄な買い物をしたり外食が増えたりするのが通常です。
収入が安定しているので貯金がそれほど貯まらなくても あまり気に留めない方もいるでしょう。
でも48歳の会社員は通常60歳が定年です。
今後は65歳になると言われています。
もし定年が60歳なら生まれて来る子供は父親が退職時にまだ小学生ということです。
もし定年が65歳でも60歳過ぎると給料は下がるでしょう。
そして定年後 再雇用・再就職した場合は もっと下がります。
65歳から公的年金を受給出来ますが毎月の生活費を全額賄えるほどではありません。
中学・高校・大学と教育費はますます増えていきます。
それだけの貯蓄が必要になるので 結婚して自由にお金が使えると考えるのは間違っています。
夫が退職後には妻も働かなくてはいけない状況になるかも知れません。
老後資金を貯めなくてはいけない時期に教育費に全て充てなくてはいけないということです。
☆夫が自営業だった場合
現在48歳の夫の収入が900万円。
しかしいつ状況が変わって収入が減るかも知れません。
廃業することもあります。
そして国民年金を掛けていても65歳になって受け取れる年金は僅かです。
夫婦で月に13万円弱です。
これでは とても生活出来ません。
定年がないので ずっと働けるかというとそうではありません。
年と共に体力・知力・気力が衰えてきます。
妻が1人で働かなくてはいけないこともあります。
結婚後 直ぐに貯蓄をする必要があります。
※夫が会社員でも自営業でも同じですが20歳も年上の男性と結婚すると夫の親の介護の問題が直ぐに出て来るかも知れません。
妻はまだ子供が小さいからと介護は免除されても その分 介護費用を夫が払う事になるかも知れません。
そして夫の両親の介護問題が終われば次に夫の介護と自分の両親の介護が待っているかも知れません。
資産を多く持っていない年収1,000万円くらいの男性との年の差婚は お金だけを考えていると悲しい現実が待っています。
(年収2,000万円以上になると本当に余裕のある暮らしが出来ると思います)
せっかく巡り会って結婚するんですからお金だけで決めないで欲しいですね。
「あなたにお金が無かったら結婚しなかった。」という年下妻もいます。
夫も子供も自分も不幸にする結婚は思い留まってください。