やさしい年金と保険の話

年金や保険の疑問を分かりやすく説明します

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退職金の使い道は冷静に決める 預け先は目的別に決める 

      2016/11/25

退職金を受け取ると気が大きくなってしまい、普段とは違う判断をしてしまうかも知れません。

つい大きな買い物をしてしまったり独立した子供に援助してしまったり。

 

私の周りにも後悔している人がちらほらいます。

「娘夫婦がマンションを購入する時に頭金にやってしまった。あの時は預貯金や年金があるから大丈夫だと思ったけれど、年金生活ではボーナスがないので予定外の出費が多くて大変。」など。

 

そこで退職金を貰う前から色々と検討しておく必要があります。

もし定年間際で検討する時間がないなら取りあえず退職金専用の定期預金に入れておきましょう。

退職金専用の定期預金は店頭金利より1~2%プラスされるのが嬉しいですね。

 

でも上乗せされた金利で預けられるのは3か月間だけという銀行が多いです。

何年もその金利で預けられるわけではないので注意してください。

 

また銀行に相談に行くと必ず投資信託を勧めて来ます。

個人保険や投資信託とセットになっている定期預金もあります。

せっかく貰った退職金を増やすつもりが元本割れになってしまうことのないように冷静に考えて即決しないようにしましょう。

 

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★目的や必要な時期に応じて預け先を決める

◎家のリフォームや車の買い替えなど使う時期が決まっているものは、その時期に満期になる定期預金に預けたり日本国債を購入します。

 

◎毎月の生活費が年金で不足する場合、それを補うものとして一時払いで個人年金保険に加入する方法もあります。

数年間、据え置き期間があり、その後 毎年年金が受けとれます。

 

受け取る時期をずらして2つの確定年金に加入する方法もあります。

例えば65歳から10年間受け取る年金、75歳から10年間受け取る年金などです。

また生きている限り受け取れる終身年金もあります。

 

☆多額の現金を手にした時に注意しなくてはいけないこと

女性の方が衝動買いが多いので男性は大丈夫かと思えばそうでもないそうです。

男性はプライドがあるので勧められると買ってしまう人が多いとか。

それからうまい儲け話に注意してください。

長い間 真面目に働いて来て得た退職金ですから有意義に使いたいですね。

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