やさしい年金と保険の話

年金や保険の疑問を分かりやすく説明します

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年金の振り込みはいつ? 老後の生活費や必要なお金は?

      2016/11/25

年金の振り込みは いつなのでしょうか?

このページでは 何月に振り込まれるのか説明します。

年金の受給年齢を知りたい方はこちらから

 

年金生活に向けて考えておかないといけないのは収入と支出のバランスです。

(これは現役時代も同じことですね)

 

まず公的年金の振り込みは毎月ではありません。

1月分は2月に。

2月3月分は4月に。

偶数月の15日に振り込まれます。

 

企業年金や個人年金も毎月振込みがあるわけではありません。

2か月に一度、半年に一度、年に一度など、さまざまです。

ですから何月にいくら収入があるのか把握しておかなくてはいけません。

そして月々いくら使えるのか計算しておきましょう。

 

また『ねんきん定期便』の年金見込み額は税金や社会保険料を支払う前の金額です。

税金や社会保険料として10%~15%を支払うように計算にいれておくと安心ですね。

 

年金生活(老後の生活)は夫婦で27万円必要、ゆとりある生活なら35万円というのをよく見ます。

しかしいくら必要なのかは各家庭によって違いますから実際の金額は自分の今の生活から考えると分かります。

 

そして毎月の生活費以外に固定資産税やお中元・お歳暮代など決まっているお金もあります。

その他に冠婚葬祭費や家電の買い替え、旅行などのレジャー費も必要です。

 

毎月の生活費は年金から、その他の出費は預貯金を取り崩すなど、夫婦で取り決めておくと良いですね。

でも冠婚葬祭や家電の買い替えなどが続くと不安になる方もいます。

どんどん預金が減ってしまうからです。

 

「この間、冷蔵庫を買い替えたばかりなのに、今度は洗濯機まで壊れてしまった。

おまけに来月は甥の結婚式もあるし、法事もふたつ。」

などと嘆いているのをよく聞きます。

 

でも予算を組んでおくと随分気が楽になります。

嘆いても必要なものは必要なのですから予算内で収めて気にしないことです。

 

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★老後に必要なお金はいくら?

65歳~85歳(夫婦)の20年間分を考える。

年金収入が月に20万円の場合

 

①年金で不足する生活費

平均的な夫婦の生活費は月に27万円。

年金が20万円なので月に7万円足りません。

7万円 X 12カ月 X 20年 = 1,680万円

*住まいが賃貸か持ち家かにより金額が大きく変わってきます。

*公的年金がもっと多い場合や企業年金、個人年金などがある方は計上しなくても良い金額です。

 

②持ち家に掛かる費用

リフォームや修繕代 400万円

固定資産税など 20万円 X 20年 = 400万円

合計 800万円

*目安の金額です。もっと多い場合も少ない場合もあります。

 

③特別支出(車の買い替え、家電の買い替え、冠婚葬祭、子どもの援助、旅行など)

500万円~

 

病気や介護のための費用

300万円 X 2人 = 600万円

*都会は介護施設の入居など高額ですが地方では月に10万円~16万円です。

(地方でも稀に20万円の所もあります)

入居一時金も必要なところと必要でないところがあります。

 

➄死後整理金(お葬式代など)

100万円 X 2人 = 200万円

 

 

*年を取って体が自由に動けなくなったり、気力がなくなってしまう前に旅行など好きな事でお金を使いたいですね。

でも預貯金が減るのは不安になるので、安心出来る根拠を持つことは必要だと思います。

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