世界の小澤 若き時代の仰天エピソード 1公演のギャラは ビビット
2018/11/09
第58回グラミー賞『最優秀オペラ録音賞』を受賞した
小澤征爾さん(80)の仰天エピソードをビビットが紹介してくれました。
★2013年に長野県松本市で行われたオペラ
『子どもと魔法』を収録したアルバムで受賞。
地元の子供たちが歌っています。
(サイトウ キネン オーケストラ)
*一緒に舞台を作り上げた
長野県松川小学校の中村雅夫先生は
「小澤さんにとっては(松本市のみんなが)仲間だって。
皆さんが素晴らしかったんで上手くいったよって。
最後におっしゃっていただいたんで
涙が出る程感動しました。」
子ども達は
「見た感じは優しいおじさん?」
「舞台を降りると とても気さくな方です。」
★グラミー賞は1958年に創設されて米で最も権威のある音楽賞
受賞部門は83もあります。
★受賞の凄さは
『世界で最も難しいフランス語』で指揮者として受賞したこと
日本で収録した作品が受賞したこと。
◎仰天エピソード
★1935年中国旧満州に生まれる。
戦争中に日本に戻って来ました。
幼い頃からピアノを学び経済的に苦しくても、ご両親はピアノを手放さなかった。
その後、斎藤秀雄氏のもとで指揮を学ぶ。
★1959年 単身で本場フランスへ(23歳)
❈お金がなかったので交渉を重ね貨物船にスクーターを積んでギター一本で旅立つことに。
スクーターはタダで貰いました。
小澤氏は「御社のスクーターをフランスや欧米で宣伝します。」
と何社も交渉したそうです。
2か月の船旅。
❈現地ではヘルメットに日の丸の鉢巻き
スクーターには日の丸をのせて(描いて?)
約2か月間スクーター旅行
当初はフランス語は話せなかったけれどこの旅行で言語も文化も吸収し、夜は音楽界に出かけていたそうです。
交友関係が広がり『指揮者コンテスト』の情報をキャッチ!
しかし申し込みが間に合わず日本大使館に交渉するも X。
米大使館の音楽部に相談し熱意が伝わり特別に出場OK!
そのコンクールは世界の若手の登竜門
『ブサンソン国際コンクール』で見事優勝!
日本人の音では無かったそうです。
★ご病気で休養される前にやっていたスポーツ
ラグビー・テニス・水泳
★指揮者としての凄さを分かりやすく表現してもらうと
「上手な音読を聞いているようだ。小澤さんの指揮は『間』と『行間』が絶妙!」
(西本智実氏)
★性格は
「人に警戒感を与えないオープンな性格。自分に厳しく他人に優しい」(今村能氏)
★1公演のギャラは
1,000万円 (1時間半~2時間)
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◎音楽以外にも凄くバイタリティなところがあって驚きました。
57年も前にフランスへ単身乗り込み、しかも交渉術が凄い。
音楽に対する情熱がそうさせるのでしょうか。
改めて凄さを知りました。 (kyoko)